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2020.12.16

市場/トレンド

頒布会とは?定期購入サービスとの違いや頒布会の特徴・メリットを解説

頒布会とは?定期購入サービスとの違いや頒布会の特徴・メリットを解説

ネット通販において、安定した売上を作るためには頒布会や定期購入の仕組みづくりが欠かせません。
とはいえ、頒布会と定期購入の違いがよく分からないという人も多いのではないでしょうか。

一言で両者の違いをまとめると、定期購入は毎回決まった商品を顧客に届ける仕組み、頒布会は毎回異なる商品を顧客に届ける仕組みです。

本記事ではさらに詳しく、頒布会と定期購入の違いや、頒布会がネット通販運営者と顧客の双方に与えるメリットなどについて紹介します。


頒布会はネット通販より歴史が古い

頒布会とは、ネット通販よりも古くから行われている通販方法です。
例えば、長年郵便局が行っている「ふるさと会」を利用したことがあるという方も多いのではないでしょうか。

頒布会はネット通販より歴史が古い

「12ヶ月頒布会」と銘打ち、ふるさとの物産や名産品などさまざまな商品を毎月届けるサービスです。

「ふるさと会」のカタログには、郵便局がセレクトした200品目以上もの商品が掲載されています。なかでも、米やフルーツは、毎月、異なる品種が味わえると人気です。

他にもスイーツやお酒の専門店、手芸店なども、頒布会を積極的に行っています。

そういった頒布会では、老舗酒蔵所おすすめの日本酒や名門シャトーのワイン、旬のフルーツをふんだんに使った洋菓子などを扱っています。

そして、それらの多くが通常では購入できない頒布会だけの特別な商品なので、グルメ志向の人や気の利いたギフトを探している人などに支持されています。

また、手仕事が好きな人は、手芸店による手作りキットの頒布会を好んで利用しています。キットには布や糸などの素材が入っていて、誰でも簡単に手作りが楽しめる点が魅力です。

なかには、ハワイアンキルトのように、毎月1枚ずつ作ると1年後にはルームマットができあがるキットもあります。この例のように、毎月コツコツ続けた結果、大物が完成するのも手作りキットの醍醐味です。

頒布会と定期購入サービスの違いとは?

それでは、頒布会と定期購入の違いとは何でしょうか。
両者はよく混同されることが多いですが、最も大きな違いは扱う商品です。

頒布会と定期購入サービスの違いとは?

頒布会で扱う商品は、スイーツやフルーツ、お酒、手作りキットなどが多いです。
商品のセレクトは店が行っていて、種類や内容が異なるおすすめ商品が、1カ月単位や季節ごとなどに届くという楽しみがあります。

どちらかといえば、頒布会は嗜好性の高い商品を販売するのに適した方法です。

一方、定期購入は消耗品の販売に向いています。
たとえば、水や米などの食品、サプリなどの健康食品、スキンケアに使う基礎化粧品やトイレットペーパー、紙オムツなど、顧客のなかで定番化した商品になります。

これらの商品は、日常生活に欠かせないものが多く、なくなるころに顧客から店舗へリピート注文されます。
注文方法は簡単で、定期購入のシステムに、任意の指定期間と商品を登録すれば、必要な時期に必要な商品が届きます。

また、定期購入をすると、商品が割引になるというサービスを行っている店もあります。

定期購入向きの商品はかさばったり、重かったりするものが多く、なくなるたびに買物に出かけるのはなかなか面倒です。定期購入であれば店から自宅まで配送してくれるので、荷物運びの負担がかかりません。

違う商品が届く楽しみ!頒布会のメリット

頒布会が顧客に与えるメリットは、毎回違う商品が届くことです。

例えば、旬のフルーツを使ったスイーツやマンネリ化しがちな鍋の材料、季節の花や草木のアレンジなど、趣向を凝らした商品が日々の暮らしに彩りを添えます。

違う商品が届く楽しみ!頒布会のメリット

そして、それらの商品のほとんどは顧客が自分では選ばないようなものなので、新しい味や魅力に出会えることも魅力の一つです。

頒布会の商品には店のこだわりがつまっていることが多く、ギフトを送りたいけれど商品選びに自信がない、または時間がないという顧客にも喜ばれます。

一方、頒布会が店舗に与えるメリットは、先々の注文が見込めるので売上が安定しやすく、在庫ロスも減らせることです。
加えて、頒布会を利用する顧客には、商品の「ついで買い」(いわゆるクロスセル)をする人が多く、プラスアルファの売上も期待できます。

商品セレクトや対応が良いと、ファン化する顧客が増えていきます。いったんファンになると、普段の買い物はもちろん、お中元やお歳暮などの特別な買い物でも、その店舗を利用する傾向があります。

つまり、頒布会による顧客のファン化は、さらなる売上アップには欠かせないのです。

頒布会に特化したサービスを利用するのがおすすめ

ネット通販で頒布会を運営するなら、頒布会コースに特化した定期通販システムの利用をおすすめします。

なぜなら、通常のネット通販サイトでさえ、煩雑な運営作業が必要とされるからです。

頒布会に特化したサービスを利用するのがおすすめ

オプションで頒布会機能が付いている通販サービスを使うと、指定期間や同梱商品、あるいは商品そのものを間違えるなど、思わぬケアレスミスを招く恐れがあります。
一方、頒布会特化型の定期通販サービスを使えば、そのようなトラブルを極力減らせます。

加えて、受注から商品管理、出荷に至るまで、ネット通販に必要な機能はひと通りそろっているため、日々の運営業務は誰でも簡単に行えます。
またギフト通販にも対応しており、熨斗(のし)をつけたり期間限定商品の販売もできます。

このように、頒布会特化型の定期通販サービスを使えば、運営責任者は頒布会の要である商品企画や販促企画、ファンサービスに専念でき、店舗の売上アップが望めるのです。

さらに、頒布会特化型の定期通販サービスには、ダイレクトメールやステップメールを送信する機能や、売上や広告を分析する機能が付いているサービスもあります。

いずれも、集客や販売促進、コスト管理には必須です。上手に利用すれば、頒布会の運営がさらにスムーズになります。

頒布会の運営におすすめ!サブスクストア

日本には、頒布会が利用できる定期通販に向いたサービスが複数あります。

そのなかでもおすすめできるサービスは、弊社の提供する「サブスクストア」です。

頒布会の運営におすすめ!サブスクストア

「サブスクストア」の前身である「たまごリピート」は、日本初の定期通販サービスで、多数の大手メーカーが通販サイトとして利用してきました。

その豊富な実績に加え、ユーザーから寄せられた声を反映し、改善したのが「サブスクストア」です。いわば「たまごリピート」の次世代版です。

「サブスクストア」のメリットは、頒布会に必要な機能がすべてそろっていることと、コストパフォーマンスの良さです。
特に電話注文に対応していることと、フォーム一体型LPを実装していることは大きな特徴です。

ネット通販なので電話注文は関係ないと思う人もいるかもしれませんが、商品の問い合わせや注文の変更を気軽に依頼できて便利です。

そして、フォーム一体型LPとは、購入にまつわる顧客情報の入力フォームを設置しているページのことです。

入力するページが1ページで済むので、購入者のストレスが少なく、購入を途中でやめるカゴ落ちが減るという利点があります。

気になる料金設定ですが、「サブスクストア」には売上に合わせて選べる「スタンダード」「プレミアム」「エキスパート」という3つのプランが用意されています。

そのなかで、もっともリーズナブルな「スタンダード」は、初期費用6万9800円(税抜)、月額4万9800円(税抜)です。

ステップメールは月1万件送付できるので、販売の機会や顧客の取りこぼしが防げます。

このように、「サブスクストア」を使えば、機能とコストパフォーマンスどちらも満足かつ納得の頒布会運営が可能になります。

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